香港城市大学茶室 友香庵
特徴
このお茶室は大学の中にあり香港の学生市民により分かり易く茶道を学べる空間にする事を目的として計画されました。
新しく建てられた校舎の中心となるアトリウムスペースの正面。ここに来ればすぐに茶室があることが判ります。
茶室とは「市中の山居」と呼ばれるように都会に居ながらでも自然を感じて存在できる意味を以て造り成り立ってきました。
垣根越しに庇のついた茶室が見える事により「市中の山居」を香港の方にも感じて頂けるのではないでしょうか。
又茶室エリアに入ると直ぐ左手に露地、八畳前には立礼スペース、つまり椅子で茶道を楽しむことが出来ます。
さらにそこから八畳で行われるお点前も見学できるようになっており多くの学生市民の皆さんに畳に上がらなくても茶の湯の良さを実感して頂ける事かと思います。
地袋の裂地には香港の象徴ともいえる龍の文様を使い、縁起の良い意味合いを持たせてあります。
香港城市大学茶室 友香庵
- 庵号
- 友香庵
- 所在地
- 香港(香港城市大学内)
- 形態
- 八畳、立礼席、水屋、露地
- 面積
- 約102.0㎡
- 竣工年
- 平成24年(2012年)
- 施主
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- 掲載本
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- 備考
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